中井貴一さんとキムラ緑子さんのリーディングドラマ「終わった人」を妻と観ました。

私たちを含めてお客さんはほぼ「終わった人」世代でした。シンガーソングライターのイルカさんは「デザート世代」と呼んでますね。でも、六本木という場所柄か素敵なおじさま、おばさまが多かったでしょうか〈多少皮肉を込めてます〉。

定年退職を迎えて「自分は終わった」と感じた夫とそんな夫をみながら自分の道を選び始める妻。夫は「つまらぬ余生に」あらがいながら、登りつめたかと思ったら、どん底へと。それでも夫婦は「まだまだ終わってなんかいられない人生」を見つけていく。

内館牧子さんの描く主人公の二人がスマートでありながら、お茶目だったりと、「こんな二人に」とあこがれるのとは少し違うのだけれども、「私たちの人生もまだまだ終われない」と感じた舞台でした。

「ふぞろいの林檎たち」ドストライク世代だったため、以来中井貴一さんのドラマや映画が大好き(現在のイチオシは「最後から二番目の恋」の長倉和平)で、舞台を観劇したのは初めてだったのですが、もう相変わらずダンディーな中井さんでした。

キムラ緑子さんもドラマでのアクの強いイメージが強かったのですが、今回は男性役も含めいろいろなキャラクターのわき役も演じていて、その芸達者ぶりに感嘆しました。

まだ舞台は数回しか見ていないのですが、まだまだ終わらない人生のなかでまた劇場に足を運んでみようかと思います。