先月、猟銃所持許可の取り消しをめぐる訴訟で勝訴した、北海道猟友会砂川支部長のハンター・池上治男さんの記者会見の席での記者の質問に対する言葉です。
わたしは、昨年の熊出没のニュースに関連して、池上さんがTBSのニュースキャスターに出演され、熊駆除の現状を説明し、本件で訴訟中であることを知りました。
勝訴は当然の結果で、最高裁も至極真っ当な判断をしたと思います。
記者はいかにも浅薄な質問を投げかけたものですが、世間には毎日熊と対峙しなければならない現実が理解されていない、それを記者が口にしていることが、よほど腹立たしかったのでしょうか。先の番組での穏やかで知的な語り口でのイメージとは違う、強い口調でした。
ただ、怒ったわけではないそうです。みんなに理解してほしい。怪我された方、亡くなった方、そしてそのご家族に思いを馳せてほしいという気持ちがあの語気になったようです。
今日、北海道苫前町で体重380キロの巨大ヒグマが捕獲されたニュースが報道されました。
識者の説明では、冬眠前なら450キロはあったかもしれない、とのことです。興奮して威嚇する様子は、とても「共存はできない」と誰もが感じる恐ろしさでした。結果論でいえば、あの記者はいい質問をしたのかもしれません。
ところで、池上さんの猟銃は狩猟仲間から譲り受けた形見の品で、それを警察は廃棄してしまったそうです。警察は池上さんから所有権放棄の書面をもらったと説明していて、池上さんは書いた覚えはないといいます。本当に公安も警察もろくなもんじゃないですね。