イオンモール熊本の爆発事故

イオンモール熊本の爆発事故について感じたことを記します。

 7月28日に発生した「令和8年熊本地震」において被害に遭われお亡くなりになった方、ご遺族の方、関係者のみなさま、お悔やみ申し上げます。

また、被災され避難所生活を送られている方、お見舞い申し上げます。猛暑の中、自宅や職場の片づけの毎日となっている方、くれぐれもお体ご自愛いただければと思います。

わたしは僅かな募金や応援消費くらいしかできないのですが、毎日報道される被災地の情報や専門家のアドバイス等を見ながら、自分自身が被災した場合どうなのか、何を準備すればいいのかを考えています。

イオンモール熊本の爆発事故

爆発事故の原因はLPガスである可能性がほぼ確実となったそうですが、残念ながらテナントの従業員の7名(生活雑貨店ハビタ2名、オンワードホールディングス3名、その他専門店2名)の方がお亡くなりになっています。

現在、ハビタの会社幹部が行った「可能であれば売上金を金庫に入れて」という指示に対して「命より金を優先した」と非難が集中しているようです。遺族に対するお詫びの席で「いいわけ」をした醜態も報じられています。

オンワードの従業員の方は貴重品や身の回りのものを取りに行って事故に遭われたそうで、会社は勤務ルールを改定し、最低限必要な貴重品の常時携行を義務付けることにしたそうです。

また、今回事故に遭わなかったものの、飲食店の従業員の方の中には本部の災害マニュアルに「ガスの元栓を締め、ブレーカーを落とす」ルールがあったことから、避難後に再入店した方もいたようです。

今回、施設内にいた4,300名(利用客3,000名+従業員1,300名)が速やかに1次避難することができたことは、モール管理者やテナント従業員の方々の責任ある行動によるもので、日頃の訓練のたまものであろうかと思います。

ただ、イオン経営陣の誰かが「ハビタの会社幹部がモール責任者に戻っていいか聞いてほしいと言った」ことに対する記者の質問に、「ありえない」と即答したのは、調査もしないでどうかと思いました。

案の定、「指示が徹底していなかった可能性」もあると修正したようですが。

ただ、イオンも事故調査委員会を設置したそうですので、今回の経験を糧にBCPや防災計画を改定するのではないでしょうか。テナントへの指示系統や教育も見直されるでしょうし、電源が生きているかぎり機械音声で再入館は禁止する旨を繰り返してもいいかと思うのですが、いかがでしょう。

追記: 2026/08/12

イオンが行った調査の結果、イオンスタッフが専門店のスタッフに対して再入館を許可したことが判明した旨を公表したと報道がありました。

また、調査結果を待たず、亡くなった方へ賠償をする方針も決定したそうです。

災害発生前より、イオングループは災害対策に熱心に取り組んでいるそうです。今後も、商業施設の模範となる災害対策を世にひろめてもらいたいものです。

追記: 2026/09/04

先日、とある電車に乗ったところ、トレインビジョンに『おかしもちの「も」って、なあに?』という防災クイズが表示されていました。

答えは「戻らない」です。記憶が少々あいまいで、もしかしたら「ち(近づかない)」がクイズだったのかもしれません。

阪神・淡路大震災を機に防災訓練時に子供たちに覚えてもらう標語として消防庁が始めた「おかし(おはし)」が、東日本大震災などの教訓を経て、2010年代中頃には、「おかしもち」になったそうです。

つまりは、被害に遭われた方ももしかしたら学校の避難訓練等で学んでいたのかもしれません。今回の事故でいえば、「も(戻らない)」と「ち(近づかない)」です。ただ、わたしもそうですが、大人になるとしがらみばかり増えてしまって、子供にころに教わった大事なことを忘れてしまいがちです。

大人も覚えなければならない「おかしもち」です。

  • お 「押さない」
  • か 「駆けない」
  • し 「喋らない」
  • も 「戻らない」
  • ち 「近づかない」